WindowsでCDからflac、mp3にエンコードする(foobar2000)
SONY製品が多いのでMedia Goで普段CDを取り込んでいたが、HDD増強したしホームシアター買いたいしで、flacにしてもいいんじゃないかと思い環境を探した。
foobar2000は開発も続いているし、UIも今はわかりやすいので、今回はこれを使用した。
foobar2000でのエンコードの場合、主に以下の設定が使用できるのが嬉しい。
- ファイル保存の際のディレクトリ構造やファイル名を変数を用いて指定可能
- エンコーダが詳細に設定可能
- プレイリスト表示の高度なfilter、表示設定
導入手順
以下の手順でfoobar2000とflacとlame(mp3)をインストール
foobar2000
https://www.foobar2000.org/から最新版をダウンロードしインストール
最初にUIを聞かれるのでお好きなものを選択
flac
https://xiph.org/flac/download.htmlからdownload項のWindowsにあるリンクからダウンロード
解凍後に含まれるflac(exeファイル)をfoobar2000のディレクトリ(標準であればProgram Files (x86)以下)に配置
lame
http://www.rarewares.org/mp3-lame-bundle.phpからダウンロード。64bit環境の場合はそちらを選択
foobar2000からは参照を指定するため、配置場所は自由。Program Filesに配置するのが無難か
あと、Lame Ain't an Mp3 Encoderって名前がかっこいい
foobar2000設定
エンコードの手順を行う中で都度必要な設定を行う
CDを読み込んだ状態でFile > Open audio CDを選択
CDドライブが認識されるので、選択しDrive settingsを選択
Read offset correctionは右のautoボタンで自動設定
Ripping securityはstandardを推奨。以上を設定したらOKをクリック
RipボタンをクリックしCD詳細画面へ
Information lookupのSourceをfreedbに変更し、Lookupボタンで日本語の情報も取得できる
Verify with AccurateRipにチェックを入れると次回も同じようにCD情報を取得する
Process to the Converter Setup dialogをクリックし、エンコードの設定へ
エンコード設定を行う
右側のOutput formatからflacを選択しbackをクリック
Destinationをクリック。Output pathからSpecify folderに選択を入れればデフォルトの保存先を設定できる
Output style and file name formattingからファイル名を設定する。右の...ボタンをクリックすることで複数種類の中から選択可能
例えば
%album artist%/%album%/%track%. %title%
とすれば、アーティスト/アルバム名/01. 曲名
となる設定が完了したらbackをクリック
mp3のエンコード設定を作成するため、Output formatをクリック
Add newボタンで新規作成する。EncoderからまずMP3を選択してからCustomを選択すると初期情報が入っているので楽になる
Encode fileに先にダウンロードしたlameファイルを指定する
Extension(拡張子)はmp3と入力
Parameterは最高音質にするのであれば、
-S --noreplaygain -b 320 - %d
と入力。固定(CBR)320kbpsとなるBit depthのformatはlossy、Highest BPS mode supportedは24を選択
Displayの項目で表示される名称を入力。MP3(320kbps)/320/CBRとするのが良いだろう
エンコーダを指定してリッピング開始
flacの設定を指定し、convertボタンでエンコードを実行
次回以降はRip now using one of the existing presetsから設定を指定して実行できる
エンコード中のShow output tracks when doneのチェックを外すと、終了時に結果表示がなくなる
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リッピングしたflacからmp3にエンコードする方が、CDから取り込むよりも早い
取り込んだファイルを開き、右クリック > Convertから、mp3(320)の設定を指定して実行
複数ファイル選択し同時に実行できる