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isucon6予選に出場した感想

isucon6 予選に参加した。1日目に、LINE社にお邪魔しました。

準備

isucon は初参加だったが、昨年にisucon4 予選の過去問をやっていたので、引き続き勉強っぽい感じで行っていた。

スコア出した記事を事前に読んでいたので、なんとなくやればいいことは以下の感じで想像してた。

  • MySQL(innodb)の設定をパワーを使うように書く
  • 静的ページをnginx で配信する
  • アプリケーションとUNIX domain socket で繋ぐ
  • テンプレートエンジンをやめる
  • 明らかに悪手っぽい処理をやめる(言語ごとの慣習に倣うとか)

参考にさせて頂いた(理解できた/記憶に残った)情報は主に以下。

パフォーマンス測定が大事だというのは分かっていたし、先輩からpprof 使えるようにしておいてと言われていたのだけど、パフォーマンスを見てどうこう、というのができなかった。

業務でパフォーマンスが求められるシーンがあったので、その時からDBとか計算とかは少し意識するようにはなったけど、ボトルネックを探すというところまではできなかった。

当日

当日の試験問題は近いうちに出るだろうので割愛する。

アプリケーションが3つ立っていた。

UI と基本機能を提供するサーバ、json を返すAPI サーバ、アプリケーション内部からのみアクセスされるAPI サーバ、と、マイクロサービス?っぽい感じだった。

isucon 慣れしていなかったので、構築がどうとか、リポジトリがどうとか、my.cnf 書き換えるスクリプトとかは、チームの先輩にやって頂いていた。(ふがいない……)

自分は以下の内容に着手したが、手間取ってしまったり、うまくいかずやめてしまったりした。

  • UNIX domain socket に書き換える。

nginxとアプリケーションをUNIX domain socket で繋ぐのだが、アプリケーションが別のアプリケーションを呼ぶので、その部分で戸惑ってしまった。

完全に準備不足なのだが、sock の所有者を誰にするかで悩んでしまった。結局nginx をアプリケーション起動ユーザで動くようにしたが、良くなさそう。

struct のタグを取り出すのはreflectを使っているので遅い、と聞いていたので、これを外そうとした。

DB から引いてjson にして返す部分はハードコーディングでできたのだが、全件取得して別のマイクロサービスに渡す辺りで設計が分からなくなってしまった。

時間もあまりなかったので、他にできることをやるために断念。

できることがなくなってしまったので、まだされていなかったことをした。

  • Golang アプリケーションからMySQLUNIX domain socket で接続する。

やることが分からなくなったので先輩に指示を仰いだ。業務じゃないんだから……という感じ。

アプリケーションからMySQL への接続をUNIX domain socket に変えてみたが、接続はできるようなのに、Query の処理(database/sql/sql.go のdb.mu.lock() )でnil 参照になってしまった。

パーミッション等かと思ってみたが動かず、時間がないのでできないままになってしまった。

この挙動は謎なので、後日また確かめる。(今日は疲れてよく寝ていたし、掃除をしていたら終わってしまった。)

感想

自分でなくてもできるような変更しかできなかった。非常に悔しい。

準備不足というのもあるし、普段意識していない内容というのもあると思う。

Golang でアプリケーションを作る知識というより、サービス全体の設計の知識が足りないと感じた。

特にパフォーマンスを見てやるべきことを考えられるよう、復習したい。